みんなでつくる、ペットと同行避難②
練馬区の災害時ペット管理ボランティアのお話の続きです。
今回の台風で、ペットの同行避難について様々な不安の声を耳にしました。
練馬区の災害時のペット対策については、ホームページに詳しく書かれています。
こちらをご覧になっていただくだけでも、いくつかの不安は解消されるのではないかと思います。
たとえば…
『同行避難ができても、ペットと部屋が別々になってしまうと聞いて、避難所に行くのを躊躇してしまう』
→「一部の例外をのぞき、すべてのペットは、人間の生活スペースとは分離した専用スペースで生活します」ですが、「飼い主の方は例外なく動物保護班に入っていただき、皆でペットスペースの維持管理をしていただく」とありますから、
逆に言えば、
“飼い主がペットのスペースに行くことはいくらでも自由にできる”ということですよね。
そう考えたらそこまで不安なことではないかもしれません。
『避難所に入ったら、犬も猫も鳥もワニも全部同じ空間に入れられてしまうのでしょうか…』
→こういった不安を解消するために、災害時ペット管理ボランティアがいるんだと私は思います。
「避難拠点では人間生活が優先です。
ペット用スペースは緊急避難的な仮設スペースであるため、ペットにとって十分な場所ではない」
人間にとっても十分な場所とはいえない中ですから当然ですよね。
でも、動物の生態に関する知識がある人がそこにいれば、与えられた環境内で、部屋を分けたりスペースを離すなど、できうる限りの配慮や工夫をしてくれるはずです。
また、キャリーやケージ、リード等は、飼い主さんが必ず持参しましょう。
狭い空間で少しでも落ち着いて生活できるように、視界を遮るものも必要です。
周囲へ配慮することは、わが子を守ってあげることと同義ですね。
……それと……
今回読み直してはじめて認識しましたが、
「ワニやカミツキガメなど特別に注意が必要な動物は、受け入れできません。」
とあります…!
ワニやカミツキガメを飼育している人は多くないとは思いますが、こういった生き物こそ、家に残してもし逸走してしまったら大変なのでは……?
除外してしまっていいのでしょうか…と疑問に思いました。
練馬区の災害時ペット管理ボランティアは、現在全ての避難拠点に配置するにはまたまだ足りません。
練馬区では全ての避難拠点でペットの同行避難を受け入れていますが、いざ連れて行って、そこに災害時ペット管理ボランティアがいなければ……スムーズな受け入れが難しい、ということもあり得るかもしれません。
いつ来るかわからない、いつ来てもおかしくない、大規模災害。
行政や一部のボランティアに頼るよりも、
自身で知識を身につけて備えておくことはとても大切だと思います。
あなたも一緒に、災害時ペット管理ボランティアに登録してみませんか?
*
*
*
あにふるのおすすめ商品を掲載しています☺︎